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wc - コマンド (プログラム) の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. オプション
  5. POSIX の注意
  6. 注意

名前

wc - ファイルのバイト数・単語数・行数を表示する

書式

wc [ -clmwL ][ --bytes ][ --chars ][ --lines ][ --max-line-length ][ --words ][FILE ]...
wc [ --help ] [ --version ]

説明

wc は指定された各 FILE のバイト数・空白で区切られた単語の数・行数を数える。 FILE が一つも与えられないと標準入力から読み込む。また FILE が ` - 'だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。
デフォルトでは、 wc は 3 つ全てを出力する。 オプション指定により出力する項目を指定できる。 オプションは先に指定したものを取り消すことはできない。 したがって `wc --bytes --words' はバイト数と単語数の両方を出力する。
wc は最後の行に各 FILE のカウント数を合計して表示する。 結果は、改行数・単語数・バイト数の順に表示される。

オプション

-c, --bytes
バイト数だけを出力する。 ロケールによっては、--chars とは結果が異なるかもしれない。
-l, --lines
改行数だけを出力する。
-m, --chars
文字数だけを出力する。 ロケールによっては、--bytes とは結果が異なるかもしれない。
-w, --words
単語数だけを出力する。
-L, --max-line-length
ファイル中の行の最大長だけを表示する。 一つ以上のファイルが指定された場合は、 それらのうちでの最大長を表示する (合計ではない)。
"--help"
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
"--version"
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。

POSIX の注意

wc は 7 桁のフィールドに右詰でカウント数を表示する。 しかし POSIX は、カウントの間 (と最後のファイル名との間) には スペース一つだけをおくように命じている。後者のフォーマットは、 環境変数 POSIXLY_CORRECT を指定すると得られる。

注意

プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告してください。
このページは Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が作成しました。