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wcsncasecmp - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. 準拠
  6. 関連項目
  7. 注意

名前

wcsncasecmp - 大文字と小文字を区別せず、2 つの固定長のワイド文字文字列を比較する

書式

#include <wchar.h>

int wcsncasecmp(const wchar_t *s1, const wchar_t *s2, size_t n);

説明

wcsncasecmp () 関数は、strncasecmp () 関数に対応するワイド文字関 数である。この関数は、s1 が指すワイド文字文字列と s2 が指 すワイド文字文字列を比較するが、最大でも先頭のワイド文字 n 個し か比較しない。また、大文字と小文字(towupper (), towlower ())は区 別しない。

返り値

wcsncasecmp () 関数は、s1s2 がそれぞれ指す文字列を n 文字に収まるように切り詰めたものを、大文字と小文字の違いを無視 して比較したときに等しければ 0 を返す。この関数は、大文字と小文字を区 別しない場合に、s1 を切り詰めたものが s2 を切り詰めたもの より大きければ正の値を返す。この関数は、大文字と小文字を区別しない場合 に、s1 を切り詰めたものが s2 を切り詰めたものより小さけれ ば負の値を返す。

準拠

この関数は GNU 拡張である。

関連項目

strncasecmp (3),  wcsncmp (3) 

注意

wcsncasecmp () の動作は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存す る。