wctrans - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
wctrans - ワイド文字変換マッピング
書式
#include <wctype.h>
wctrans_t wctrans(const char *name);
説明
wctrans_t 型は、あるワイド文字を他のワイド文字に変換できるマッピ ングを表現する。本質的には実装依存であるが、特殊な値 (wctrans_t)0 は不正なマッピングを示す。0 でない値を持つ wctrans_t を towctrans () 関数に渡すことによって、実際に ワイド文字の変換を実行させることができる。
wctrans () は、名前によって与えられるマッピングを返す。有効な名前の 集合は現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存するが、以下の名前は全て のロケールにおいて有効である。
"tolower" - tolower(3) のマッピングを実現する "toupper" - toupper(3) のマッピングを実現する
返り値
wctrans () 関数は、name が有効ならばマッピング記述子を返す。 有効でなければ (wctrans_t)0 を返す。
準拠
C99.
関連項目
注意
wctrans
() の動作は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存する。