wctype - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
wctype - ワイド文字の分類
書式
#include <wctype.h>
wctype_t wctype(const char *name);
説明
wctype_t 型は、ワイド文字が持っている、あるいは持っていない属性 を表現する。言い換えると、wctype_t 型はワイド文字のクラスを 表現する。 この型は本質的に実装依存であるが、特殊な値 (wctype_t)0 は不正な 属性を示す。0 でない値を持つ wctype_t を iswctype () 関数に渡 すことによって、与えられたワイド文字がその属性を持つかどうかを実際にテ ストすることができる。 x.PP wctype () 関数は、名前によって与えられる属性を返す。有効な名前の集 合は現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存するが、以下の名前は全ての ロケールで有効である。
"alnum" - クラス化関数 isalnum() を実現する "alpha" - クラス化関数 isalpha() を実現する "blank" - クラス化関数 isblank() を実現する "cntrl" - クラス化関数 iscntrl() を実現する "digit" - クラス化関数 isdigit() を実現する "graph" - クラス化関数 isgraph() を実現する "lower" - クラス化関数 islower() を実現する "print" - クラス化関数 isprint() を実現する "punct" - クラス化関数 ispunct() を実現する "space" - クラス化関数 isspace() を実現する "upper" - クラス化関数 isupper() を実現する "xdigit" - クラス化関数 isxdigit() を実現する
返り値
wctype () 関数は、name が有効ならば属性記述子を返す。 有効でなければ (wctype_t)0 を返す。
準拠
C99.
関連項目
注意
wctype
() の動作は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存する。