kazmax - Linux で自宅サーバー

wctype - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. 準拠
  6. 関連項目
  7. 注意

名前

wctype - ワイド文字の分類

書式

#include <wctype.h>

wctype_t wctype(const char *name);

説明

wctype_t 型は、ワイド文字が持っている、あるいは持っていない属性 を表現する。言い換えると、wctype_t 型はワイド文字のクラスを 表現する。 この型は本質的に実装依存であるが、特殊な値 (wctype_t)0 は不正な 属性を示す。0 でない値を持つ wctype_tiswctype () 関数に渡 すことによって、与えられたワイド文字がその属性を持つかどうかを実際にテ ストすることができる。 x.PP wctype () 関数は、名前によって与えられる属性を返す。有効な名前の集 合は現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存するが、以下の名前は全ての ロケールで有効である。

  "alnum" - クラス化関数 isalnum() を実現する
  "alpha" - クラス化関数 isalpha() を実現する
  "blank" - クラス化関数 isblank() を実現する
  "cntrl" - クラス化関数 iscntrl() を実現する
  "digit" - クラス化関数 isdigit() を実現する
  "graph" - クラス化関数 isgraph() を実現する
  "lower" - クラス化関数 islower() を実現する
  "print" - クラス化関数 isprint() を実現する
  "punct" - クラス化関数 ispunct() を実現する
  "space" - クラス化関数 isspace() を実現する
  "upper" - クラス化関数 isupper() を実現する
  "xdigit" - クラス化関数 isxdigit() を実現する

返り値

wctype () 関数は、name が有効ならば属性記述子を返す。 有効でなければ (wctype_t)0 を返す。

準拠

C99.

関連項目

注意

wctype () の動作は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存する。