atoi - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
atoi, atol, atoll, atoq - 文字列を整数型に変換する
書式
#include <stdlib.h>
int atoi(const char *nptr);
long atol(const char *nptr);
long long atoll(const char *nptr);
long long atoq(const char *nptr);
説明
atoi
() 関数は、nptr
によって指示される文字列のはじめの部分を
int
型整数に変換する。
この振る舞いは、
atoi
() 関数がエラーを見つけない点以外は、
strtol(nptr, (char **)NULL, 10);
と同じである。
atol () 関数と atoll () 関数は atoi () と同様の振る舞いをするが、 文字列のはじめの部分をそれぞれ long や long long に変換する。 atoq () は atoll () の古い名前である。
返り値
変換された値。
準拠
SVr4, POSIX.1-2001, 4.3BSD, C99. C89 と POSIX.1-1996 には atoi () と atol () だけが含まれている。 atoq (3) は GNU による拡張である。
注意
非標準である atoq () 関数は libc 4.6.27 や glibc 2 には含まれていないが、 libc5 と libc 4.7 には存在している (ただし libc 5.4.44 までは <stdlib.h> のインライン関数のみである)。 atoll () 関数は glibc 2 のバージョン 2.0.2 から存在しているが、 libc4 や libc5 には存在しない。