dirfd - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
dirfd - ディレクトリ・ストリームのファイル・ディスクリプタを取得する
書式
#include <sys/types.h>
#include <dirent.h>
int dirfd(DIR *
dir
);
説明
関数 dirfd ()はディレクトリ・ストリーム dir に関連づけられたファイル・ディスクリプタを返す。
このディスクリプタはディレクトリ・ストリームが内部で使用するものである。 よって、ファイルの位置に依存せず、かつその位置を変更しない関数 fstat (2)や fchdir (2)などでしか役に立たない。 このディスクリプタは closedir (3) が呼ばれたときに自動的にクローズされる。
エラー
エラーの場合は -1 が返される。
注意
dirfd ()のプロトタイプが使用可能なのは、 _BSD_SOURCE または _SVID_SOURCE が定義されたときのみである。
準拠
この関数は BSD 拡張であり、 4.3BSD-Reno には存在するが、4.2BSD には存在しない。 libc5 (5.1.2 以降) と glibc2 に存在する。 POSIX.1 の将来のバージョンに含めるかの検討中である。