kazmax - Linux で自宅サーバー

fputwc - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 準拠
  7. 注意
  8. 関連項目

名前

fputwc - ワイド文字を FILE ストリームに書き込む

書式

#include <stdio.h>

#include <wchar.h>
wint_t fputwc(wchar_t wc, FILE *stream);wint_t putwc(wchar_t wc, FILE *stream);

説明

fputwc () 関数は、fputc () に対応するワイド文字関数である。この 関数は、ワイド文字 wcstream に書き込む。 ferror(stream) が真になると、この関数は WEOF を返す。 ワイド文字変換でエラーが発生した場合は、 errnoEILSEQ をセットし、 WEOF を返す。 それ以外の場合では、この関数は wc を返す。

putwc () 関数あるいはマクロは、fputwc () と全く同じ動作をする。 この関数はマクロとして実装されるかもしれないので、引き数が複数回評価さ れるかもしれない。この関数を使う理由はもはや存在しない。

これらの処理をロックせずに行いたいときは、   unlocked_stdio (3) を参照のこと。

返り値

fputwc () 関数は、エラーが起きなければ wc を返す。エラーの場 合には WEOF を返す。

エラー

普通のものの他に、以下のものがある。

EILSEQ
wc からストリームの符号への変換に失敗した。

準拠

C99, POSIX.1-2001.

注意

fputwc () の動作は現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存する。

fopen ()システムコールに渡す追加情報がない場合には、fputwc () は 実際にはワイド文字 wc に対応するマルチバイトシーケンスを書き込むと 期待してよい。

関連項目