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getgroups - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 書式
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 注意
  7. 準拠
  8. 関連項目

名前

getgroups, setgroups - 補助グループ ID のリストを設定/取得する

書式

#include <sys/types.h>
#include <unistd.h>
int getgroups(int size , gid_t list []);
#include <grp.h>
int setgroups(size_t size , const gid_t * list );

書式

getgroups ()
(呼び出し元プロセスの) 最大 size までの補助グループ (supplementary group) ID を list に返す。 この関数を呼び出したプロセスの実効グループ ID が、 返されるリストに含まれるかどうかは指定されていない (つまり、アプリケーションは getegid (2)を呼び出し、その結果の値を追加・削除すべきである)。 size が 0 ならば、 list は修正されないが、そのプロセスの補助グループ ID の合計数が返される。
setgroups ()
そのプロセスに補助グループ ID を設定する。 適切な特権 (Linux では CAP_SETGID ケーパビリティ (capability)) が必要である。

返り値

getgroups ()
成功した場合は、補助グループ ID の数を返す。 エラーの場合は -1 を返し errno が適切に設定される。
setgroups ()
成功した場合は 0 が返される。エラーならば -1 が返され、 errno が適切に設定される。

エラー

EFAULT
list が不正なアドレスである。
EINVAL
setgroups ()で、 sizeNGROUPS (Linux 2.0.32 では 32) より大きい。 getgroups ()の場合 size が補助グループ ID の数より小さいが 0 でない。
EPERM
呼び出し元プロセスには setgroups ()を呼び出すための十分な特権がない。

注意

プロセスは、実効グループ ID に加え、最大 NGROUPS_MAX までの 補助グループ ID を持つことができる。 補助グループ ID のセットは親プロセスから継承されるが、 setgroups ()を使って変更できる。 補助グループ ID の最大数は   sysconf (3) を使って以下のようにして調べることができる:

    long ngroups_max;
    ngroups_max = sysconf(_SC_NGROUPS_MAX);
getgroups ()で返される値の最大値は、この方法で得られた値以下になる。

setgroups ()のプロトタイプは _BSD_SOURCE を定義した場合にのみ有効になる。

準拠

SVr4, 4.3BSD. getgroups ()関数は POSIX.1-2001 に準拠している。 setgroups ()は特権を必要とするため、POSIX.1-2001 に従っていない。

関連項目