initgroups - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
initgroups - 追加のグループアクセスリストの初期化
書式
#include <sys/types.h>#include <grp.h>
int initgroups(const char *user, gid_t group);
説明
initgroups
() 関数はグループデータベース /etc/group
を読み
込んで、user
が所属している全てのグループを使って、グループアク
セスリストを初期化する。さらに、group
に示されるグループもグルー
プアクセスリストに追加される。
user
引数は NULL であってはならない。
返り値
initgroups () 関数は、成功すると 0 を返す。 エラーの場合は -1 を返し、 errno を適切に設定する。
エラー
- ENOMEM
- グループ情報構造体を配置するためのメモリが不足している。
- EPERM
- 呼出しプロセスが十分な特権を持っていない。 この関数の裏で実行されるシステムコール setgroups (2)も参照のこと。
ファイル
/etc/group グループデータベースファイル
準拠
SVr4, 4.3BSD
注意
initgroups ()のプロトタイプ宣言は、 _BSD_SOURCE が定義されているときにのみ有効となる。
関連項目
getgroups
(2),
setgroups
(2)