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getttyent - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 注意
  5. 準拠
  6. 関連項目

名前

getttyent, getttynam, setttyent, endttyent - ttys ファイルのエントリを取得する

書式


"#include <ttyent.h>"
"struct ttyent *getttyent(void);"
struct ttyent *getttynam(const char * name );
"int setttyent(void);"
"int endttyent(void);"

説明

これらの関数はファイル _PATH_TTYS (例えば /etc/ttys )へのインタフェースを提供する。
関数 setttyent ()はファイルをオープンする。 また既にオープンされている場合は、巻き戻す。
関数 endttyent ()はファイルをクローズする。
関数 getttynam ()は指定された端末名についてファイルを検索する。 この関数は (以下で説明されている) struct ttyent へのポインタを返す。
関数 getttyent ()は (もし必要であれば) ファイル _PATH_TTYS をオープンし、 最初のエントリを返す。 ファイルが既にオープンされている場合は、次のエントリを返す。

ttyent 構造体

struct ttyent {
        char    *ty_name;       /* 端末デバイス名 */
        char    *ty_getty;      /* 実行するコマンド。通常は getty */
        char    *ty_type;       /* termcap のための端末タイプ */
        int     ty_status;      /* 状態フラグ */
        char    *ty_window;     /* ウィンドウマネージャを起動するコマンド */
        char    *ty_comment;    /* コメントフィールド */
};

ty_status は以下のいずれか値をとることができる。
#define TTY_ON       0x01   /* ログインを有効にする (ty_getty プログラムを開始する) */
#define TTY_SECURE   0x02   /* ユーザ ID 0 でのログインを許可する */

注意

Linux では、ファイル /etc/ttys と上で説明した関数は使われていない。

準拠

POSIX.1-2001 にはない。 BSD 系に存在し、おそらく他のシステムにもあるだろう。

関連項目