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mmap2 - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 注意
  7. 準拠
  8. 関連項目

名前

mmap2 - ファイルやデバイスをメモリにマップする

書式

#include <sys/mman.h>

#include <syscall.h>
#include <errno.h>
_syscall6(void *, mmap2, void *, start, size_t, length, int, prot, int, flags, int, fd, off_t, pgoffset) /* Using syscall(2) may be preferable; see intro(2) */
void * mmap2(void *start, size_t length, int prot, int flags, int fd, off_t pgoffset);

説明

mmap2 ()システムコールは   mmap (2) と全く同じように動作する。 ただし最後の引き数には、ファイルのオフセットを (バイト単位ではなく) システムのページサイズを単位として指定する。 これにより、32 ビットの off_t を使うアプリケーションが (一般的なアーキテクチャでは 2^44 バイトまでの) さらに大きなファイルをマップできるようになる。

返り値

成功した場合、 mmap2 ()はマップされた領域へのポインタを返す。 エラーの場合は -1 が返されて、 errno が適切に設定される。

エラー

EFAULT
ユーザ空間からデータを取得するときに問題があった。

注意

mmap2 ()は、Linux 2.3.31 以降で使用可能である。 これは Linux 独自の関数なので、 移植性を考えたアプリケーションでは使用すべきでない。 32ビットシステムでは、 mmap2 ()は LFS (Large File Summit) の一部である mmap64 ()関数を実装するのに使用されている。

準拠

このシステムコールは Linux 独自である。

関連項目