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netgroup - ファイルのフォーマットと規約の説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 説明
  3. ファイル
  4. 関連項目
  5. 警告
  6. バグ
  7. 著者

名前

netgroup - ネットワークグループを指定する

説明

netgroup ファイルは "netgroup" を定義する。これは (host, user, domain) の組で、リモートマウントやリモートログイン、リモートシェルの 認証に用いられる。
ファイルのそれぞれの行には、 netgroup の名前に メンバーのリストを続けて記述する。 メンバーは他のネットグループ名であるか、あるいは以下の組合せである。
( host , user , domain )

ここで host , user , domain はそれぞれに対応する文字列である。それぞれ空文字列にすることもでき、 その場合は「すべて有効」の意味となる。逆に "-" を指定すると 「すべて無効」の意味となる。 domein フィールドはローカルのドメイン名か、空にしなければならない。 このフィールドは netgroup の制限にも、セキュリティの向上にも 用いられない。 domain フィールドはこの組が有効となるドメインを 指定するものであり、信頼できるホストからなるドメインを指定するものではない。
ゲートウェイマシンでは、その持つすべての名前をリストしておくべきである。
gateway (server,,) (server-sn,,) (server-bb,,)


netgroup データーベースへのアクセスには、通常 getnetent 関数が用いられる。

ファイル

/etc/netgroup

関連項目

getnetgrent (3),  exports (5),   makedbm (8),   ypserv (8) 

警告

(,,domein) なる組や (,,) 組を指定すると、 すべてのユーザーとマシンが信頼されることになってしまう。 host および user フィールドを適切に指定して、特定のメンバーにのみ アクセスを制限すること。

バグ

Linux の libc5 は直接 /etc/netgroup ファイルに問い合わせできず、 NIS サーバーに対してのみ問い合わせを行う。 したがって netgroup データーベースは passwd(5) や group(5) データーベース のように、ハッシュした dbm データーベースにしておかなければならない。

この man ページでは getnetgrent(3) を紹介しているが、 このページはまだ書かれていないようだ。 getnetgrent() は GNU libc の一部なので、ページも info 形式で記述されているはずだ。

著者

Thorsten Kukuk <kukuk@suse.de>