sigpending - システムコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
sigpending - 処理待ちのシグナルの検査
書式
#include <signal.h>
int sigpending(sigset_t *
set
);
説明
sigpending ()は、呼び出し元のスレッドへの配送を待っている (pending) シグナル集合 (すなわち、禁止中に発生したシグナル) を返す。 処理待ちのシグナルのマスクが set に格納される。
返り値
sigpending ()は成功すれば 0 を返し、エラーならば -1 を返す。
エラー
- EFAULT
- set が指しているメモリが、プロセスのアドレス空間の有効な部分ではない。
注意
シグナル集合の操作に関する詳細は sigsetops (3) を参照のこと。
準拠
POSIX.1-2001.
バグ
バージョン 2.2.1 以前の glibc では、 sigpending ()のラッパー関数に、処理待ちのリアルタイムシグナルに関する情報が 正しく返されないというバグがある。