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ungetwc - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. 準拠
  6. 関連項目
  7. 注意

名前

ungetwc - ワイド文字を FILE ストリームへ戻す

書式

#include <wchar.h>

wint_t ungetwc(wint_t wc, FILE *stream);

説明

ungetwc () 関数は ungetc () 関数のワイド文字版である。 この関数はワイド文字を stream へ戻して、それを返す。

wc が WEOF の場合、 WEOF を返す。wc が不正なワイド文字の場合、 errnoEILSEQ を設定して WEOF を返す。

wc が有効なワイド文字の場合、それをストリームへと戻して後の ワイド文字読み込み操作で取得できるようにする。ファイル位置(file-position) 指示子は1以上戻される。ファイル終端(end-of-file)指示子はクリアされる。 そのファイルの背後にある記憶媒体は影響を受けない。

注意: wc はストリームから読み込んだ最後のワイド文字である必要はない。 有効なワイド文字ならば何でも良い。

続けて複数のワイド文字を戻すことをサポートしている実装の場合は、 戻したワイド文字は、戻したのとは逆の順番で読み込まれる。 しかしこの場合でも一段階の戻ししか保証されていない。

返り値

ungetwc () 関数は成功した場合には wc を返す。 失敗した場合には WEOF を返す。

準拠

C89.

関連項目

注意

ungetwc () 関数の動作は現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存している。