variables - ファイルのフォーマットと規約の説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
variables - SNMP ツールに指定する変数名のフォーマット
書式
system.sysdescr.0
説明
変数名はオブジェクト識別子
(Object Identifiers (ASN.1)) のフォーマットで記述され、
いくつかの表現法がある。
各変数名は A.B.C.D... という形式で指定される。
ここで A, B, C, D はサブ識別子であり、2 つの表記法のうちのどちらかである。
それぞれのサブ識別子には、10 進の整数でエンコードされた数値か、
RFC1066 MIB に記述されているシンボルを指定できる。
シンボルの大文字小文字は区別されない。
変数名の先頭に "." がない場合は、
名前の先頭に "iso.org.dod.internet.mgmt.mib." をつけて変数名が作成される。
ユーザーが完全な名前を指定する場合は、
最初の変数の前に "." を付けなければならない。
例えば、
1.1.0 system.sysDescr.0 1.sysDescr.0
これらは同じ変数名を参照する。同様に
.1.3.6.1.2.1.1.1.0 .iso.org.dod.internet.mgmt.mib.system.sysdescr.0 .1.3.6.1.2.1.1.sysdescr.0
これらも同じ変数名を参照する。
MIB の変数の説明は、MIBS 環境変数で定義されている mib ファイル (またはコンパイル時に定義されるデフォルトのリスト) に書かれている。 また DATADIR/snmp/mibs ディレクトリ (または MIBDIRS 環境変数) にある mib ファイルにも書かれている。
関連項目
RFC 1065, RFC 1066, RFC 1067, ISO IS 8824(ASN.1)
バグ
mib ファイルのパーサーは、ASN.1 表記の
(正しいけれども) 奇妙な記述を処理できるようには作られていない。