wcpncpy - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
wcpncpy - 固定長のワイド文字文字列をコピーし、その末尾を指すポインタを返す
書式
#define _GNU_SOURCE
#include <wchar.h>
wchar_t *wcpncpy(wchar_t *dest, const wchar_t *src, size_t n);
説明
wcpncpy () 関数は、stpncpy () 関数に対応するワイド文字関数である。 この関数は、src が指すワイド文字文字列から dest が指すワイド文字文字列 に、終端の L'\0' を含めて最大 n 文字を コピーする。ちょうど n 個のワイド文字が dest にコピーされる。つまり、 wcslen(src) の長さが n より小さければ、dest が指す配 列中の残りのワイド文字は L'\0' 文字で埋められる。もし wcslen(src) の長さが n 以上ならば、dest が指す文字列 は L'\0' で終端しない。
2 つの文字列は重なっていてはならない。
プログラマは、少なくとも n 個のワイド文字を格納できる領域を dest に確保しなければならない。
返り値
wcpncpy () は、最後に書き込まれたワイド文字へのポインタ、 すなわち dest + n - 1 を返す。
準拠
この関数は GNU 拡張である。