ネットワークデバイスの管理方式の変更(NetworkManager)
CentOS6から、ネットワークデバイスの管理方式が「NetworkManager」となりました。このサービス、モバイル利用では便利だけど、サーバー用途では設定できないものとかがあってちょっと不便です。
NetworkManagerサービスを無効化し、ネットワークデバイス管理をnetworkサービスによる管理に変更する手順を説明します。
Last Update : 2013年06月10日
ネットワークデバイスの管理方式の変更手順
1. ネットワークデバイス設定ファイル修正
※ NetworkManager稼動中は、ファイルを保存した瞬間にネットワークが切れるので注意
ネットワークデバイス設定ファイルの、「NM_CONTROLLED」の項目を「no」に設定。
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 NM_CONTROLLED="yes" ↓変更 NM_CONTROLLED="no"
memo
「NM_CONTROLLED」行が存在しない場合は、上記の設定行を追加すればいい。
2. NetworkManager停止
serviceコマンドでNetworkManagerサービスを停止します。
# service NetworkManager stop
3. NetworkManager自動起動OFF
再起動時にNetworkManagerサービスが起動しないように設定します。
# chkconfig NetworkManager off # chkconfig --list NetworkManager NetworkManager 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
すべてのランレベルでoffになっていることを確認します。
4. network サービス開始
serviceコマンドでnetworkサービスを起動します。インタフェースがactiveになります。
# service network start
5. network サービスの自動起動を確認
念のため、networkサービスが自動起動設定されているかを確認する。
# chkconfig --list network network 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
必要なランレベルで、サービスの起動がonになっていることを確認します。
以上で設定完了。
NetworkManagerにネットワークを管理されてると、
ifup,ifdown等のコマンドがうまく動作しなくてCUIでの操作がやりにくかったのですが、
これで今まで通りの管理ができるようになりました。
(NetworkManagerもモバイルとかの環境だと便利ですけどね。サーバーだとあんまり使わないです(よね?))