PostgreSQL 8.1.4 インストール
PostgreSQL 8.1.4(2006/09/16時点で最新)をインストールします。 ここでは、ソースからのインストールについて説明しています。
Last Update : 2006年09月17日
PostgreSQL 8.1.4 インストールの手順
- PostgreSQLのソースの取得
- PostgreSQL ソースの展開
- PostgreSQL インストール
- 3-1. ./configure
- 3-2. gmake
- 3-3. gmake install
1. PostgreSQLのソースの取得
PostgreSQLのソースをダウンロードします。
ソースは過去分も含め以下のURLより探しましょう。(TOPページの右下にあります。)
NPO法人 日本PostgreSQLユーザ会
自分の場合は、URLをコピーしてwget コマンドで取得しています。 また、ソースは、/usr/local/src に保存しています。
# cd /usr/local/src # wget ftp://ftp.jp.postgresql.org/source/v8.1.4/postgresql-8.1.4.tar.gz
2. PostgreSQL ソースの展開
ソースを展開します。 gunzip や、tarで解凍できます。
# cd /usr/local/src # tar zxvf postgresql-8.1.4.tar.gz postgresql-8.1.4 postgresql-8.1.4/doc postgresql-8.1.4/COPYRIGHT postgresql-8.1.4/GNUmakefile.in postgresql-8.1.4/Makefile postgresql-8.1.4/README
3. PostgreSQL インストール
ぶっちゃけ以下の3つのコマンドでインストールが終了します。が、一応説明もつけます。
# ./configure # gmake # gmake install
3-1. ./configure
インストールですが、まず、./configure スクリプトを実行します。 これを行う事により、システムに合わせたソースツリーが作成されます。 デフォルトは、「./configure」で、そのままインストールすると、 全てのファイルが、/usr/local/pgsql以下にインストールされます
また、オプションをつける事により、インストール処理を変更させる事が可能となっています。 使えそうなオプションだけ書いときます。
オプション | 変更内容 |
---|---|
--prefix=/aaa/bbb/ccc | インストールしたいディレクトリのパス |
--with-pgport=ポート番号 | サーバとクライアントが使用するデフォルトのポート番号 |
--with-openssl | SSL接続のサポートが有効になります。 |
--with-pam | pam でアクセスを制限したい場合に指定します。 |
オプションを指定した場合は、こんな感じでスクリプトを実行します。
# ./configure --prefix=/aaa/bbb/ccc --with-pgport=5432 --with-openssl
スペースで区切って並べていくだけです。
自分は、デフォルトのままでいいので、./configureだけ。
# ./configure checking build system type... i686-pc-linux-gnu checking host system type... i686-pc-linux-gnu checking which template to use... linux checking whether to build with 64-bit integer date/time support... no checking whether NLS is wanted... no
3-2. gmake
gmake コマンドを実行する事により、ソースがコンパイルされます。
gmake コマンドを実行していますが、実際は make コマンドでもいいと思われます。
linuxの場合、GNU make が標準なので、どのみち gmake です。
自分の環境では、gmakeは、 makeのシンボリックリンクになっていました。
# which gmake /usr/bin/gmake # ls -l /usr/bin/gmake lrwxrwxrwx 1 root root 4 9月 4 08:24 /usr/bin/gmake -> make
実際にコンパイルします。
# gmake gmake -C doc all gmake[1]: Entering directory `/usr/local/src/postgresql-8.1.4/doc' gzip -d -c man.tar.gz | /bin/tar xf - for file in man1/*.1; do \ All of PostgreSQL successfully made. Ready to install.
「All of PostgreSQL successfully made. Ready to install.」とでたら成功です。
3-3. gmake install
ここは、root で実行します。
gmake コマンドに、installというオプションをつけて実行する事で、インストールが開始されます。
やっている内容としては、単にコピーです。
gmake コマンドでコンパイルされたファイル群を、「./configure」 時に「--prefix」に指定されたディレクトリにコピーしているだけです。
# gmake install gmake -C doc install gmake[1]: Entering directory `/usr/local/src/postgresql-8.1.4/doc' mkdir -p -- /usr/local/pgsql/doc/html mkdir -p -- /usr/local/pgsql/man/man1 /usr/local/pgsql/man/man7 gzip -d -c ./postgres.tar.gz | ( cd /usr/local/pgsql/doc/html && /bin/tar xf - )
インストールしたディレクトリのオーナーを変更します。
# chown -R postgres:postgres /usr/local/pgsql
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