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div - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. 準拠
  6. 関連項目

名前

div, ldiv, lldiv, imaxdiv - integer 型の割算の商と余りを計算する

書式

#include <stdlib.h>

div_t div(int numerator, int denominator);
ldiv_t ldiv(long numerator, long denominator);
lldiv_t lldiv(long long numerator, long long denominator);
#include <inttypes.h>
imaxdiv_t imaxdiv(intmax_t numerator, intmax_t denominator);

説明

div () 関数は numerator /denominator の値を計算する。 商と余りは、 quot (商) と rem (余り) という名前の 2 つの integer 型メンバを含む div_t という構造体の中に返される (メンバの順番は不定である)。 商は 0 に近い方に丸められる。 結果は quot *denominator +rem = numerator を満たす。

ldiv (), lldiv (), imaxdiv () 関数は同様な動作をし、 上に示した型の数値を割算して、上に示した名前の構造体に結果を返す。 どの場合でもフィールド quotrem は、 関数の引き数と同じ型である。

返り値

div_t (などの) 構造体。

        div_t q = div(-5, 3);
を計算すると、q.quotq.rem はそれぞれ -1 と -2 になる。

準拠

SVr4, 4.3BSD, C89. 関数 lldiv () imaxdiv ()は C99 に追加された。

関連項目