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remainder - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表

  1. 名前
  2. 書式
  3. 説明
  4. 返り値
  5. エラー
  6. 準拠
  7. 関連項目

名前

drem, dremf, dreml, remainder, remainderf, remainderl - 浮動小数点剰余関数

書式

#include <math.h>

/* C99 版 */ double remainder(double x, double y); float remainderf(float x, float y); long double remainderl(long double x, long double y);
/* 廃止された別名 */ double drem(double x, double y); float dremf(float x, float y); long double dreml(long double x, long double y);
-lm でリンクする。

説明

remainder ()関数は xy で割った余りを計算する。 返り値は x - n * y である。 ここで nx / y の値を最も近い整数に丸めたものである。 この商の端数 (小数部分) が 1/2 の場合、(現在の丸めモードとは関係なく) 最も近い偶数に丸められる。 返り値が 0 の場合、 x の符号を持つ。

drem ()関数はこれと全く同じ動作をする。

返り値

remainder ()関数は、 y が 0 でない場合は、余りを返す。 関数が失敗すると、 errno が設定される。

エラー

EDOM
除数 y が 0 である。

準拠

IEC 60559 に準拠する。 関数 remainder (), remainderf (), remainderl ()は C99 に由来する。 関数 drem ()は 4.3BSD に由来する。 float"long double" 版の dremf ()と dreml ()は、Tru64 や glibc2 のようないくつかのシステムに存在する。

"remainder(29.0, 3.0)" を呼び出すと -1 を返す。

関連項目