remainder - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
drem, dremf, dreml, remainder, remainderf, remainderl - 浮動小数点剰余関数
書式
#include <math.h>-lm でリンクする。
/* C99 版 */ double remainder(double x, double y); float remainderf(float x, float y); long double remainderl(long double x, long double y);
/* 廃止された別名 */ double drem(double x, double y); float dremf(float x, float y); long double dreml(long double x, long double y);
説明
remainder ()関数は x を y で割った余りを計算する。 返り値は x - n * y である。 ここで n は x / y の値を最も近い整数に丸めたものである。 この商の端数 (小数部分) が 1/2 の場合、(現在の丸めモードとは関係なく) 最も近い偶数に丸められる。 返り値が 0 の場合、 x の符号を持つ。
drem ()関数はこれと全く同じ動作をする。
返り値
remainder ()関数は、 y が 0 でない場合は、余りを返す。 関数が失敗すると、 errno が設定される。
エラー
- EDOM
- 除数 y が 0 である。
準拠
IEC 60559 に準拠する。 関数 remainder (), remainderf (), remainderl ()は C99 に由来する。 関数 drem ()は 4.3BSD に由来する。 float と "long double" 版の dremf ()と dreml ()は、Tru64 や glibc2 のようないくつかのシステムに存在する。
例
"remainder(29.0, 3.0)" を呼び出すと -1 を返す。