stab - ファイルのフォーマットと規約の説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
stab - 現在の PCMCIA ソケットの状態
説明
stab ファイルは cardmgr によって作成され、 PCMCIA カードの識別情報やデバイスドライバの情報を含む。 各ソケットの記述は、一行のヘッダとそれに続く 一行以上のデバイスドライバの記述行からなる。 ヘッダはカードの名前を /etc/pcmcia/config 中のかたちで与える。 デバイスドライバの行はタブ区切りのフィールド群からなる。 第 1 フィールドはソケット番号である。第 2 フィールドはデバイスクラスであり、 これは /etc/pcmcia にあるスクリプトの中から、どれをデバイスの設定や終了に用いるかを指定する。 第 3 フィールドはドライバの名前である。 第 4 フィールドは、一つのカードに複数のデバイスがあり、 それらが同じドライバに関連づけられるとき、各デバイスの番号づけに用いられる。 第 5 フィールドはデバイスの名前である。 最後の 2 つのフィールドは、 そのデバイスのメジャー番号とマイナー番号である (もしあれば)。
stab ファイルは、カードが挿入・イジェクトされるたびに cardmgr によって更新される。 また cardmgr が SIGHUP シグナルを受け取ったときにも更新される。
stab
ファイルは通常
/var/lib/pcmcia
に作成される。しかしもしディレクトリがなかった場合は
/var/run
に作成される。
著者
David Hinds - dahinds@users.sourceforge.net