strchr - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
strchr, strrchr, strchrnul - 文字列中の文字の位置を特定する
書式
#include <string.h>
char *strchr(const char *s, int c);
char *strrchr(const char *s, int c);
#define _GNU_SOURCE#include <string.h>
char *strchrnul(const char *s, int c);
説明
strchr () 関数は、文字列 s 中に最初に文字 c が現れた位置へのポインタを返す。
strrchr () 関数は、文字列 s 中に最後に文字 c が現れた位置へのポインタを返す。
strchrnul () 関数は strchr () と同様だが、 c が s 中に見つからなかった場合に、返り値として NULL でなく、s の末尾のヌルバイトへのポインタを返す点が異なる。
ここでいう「文字」は「バイト」の意味なので、 これらの関数はワイド文字やマルチバイト文字では動作しない。
返り値
strchr
() と strrchr
() 関数は一致した文字へのポインタを
返し、もし文字が見つからない場合は NULL を返す。
strchrnul
() 関数は一致した文字へのポインタを返す。
文字が見つからない場合は、s
の末尾のヌルバイトへの
ポインタ (つまり s+strlen(s)
) を返す。
準拠
SVr4, 4.3BSD, C89, C99.