strsep - ライブラリコールの説明 - Linux コマンド集 一覧表
名前
strsep - 文字列からトークンを取り出す
書式
#include <string.h>
char *strsep(char **stringp, const char *delim);
説明
*stringp が NULL の場合、strsep () 関数は何もせずに NULL を返す。 さもなければ、文字列 stringp から 文字列 delim に含まれる文字で区切られた トークンのうち最初のものを返す。 トークンは (区切り文字を上書きすることによって)'\0' 文字で終端され、 *stringp は切り出されたトークンの次の位置を示すように更新される。 デリミタが見つからない場合、*stringp 文字列全体がトークンとして 扱われ、*stringp は NULL となる。
返り値
strsep () 関数は、トークンへのポインタを返す。 つまり、元の *stringp の値を返す。
注意
strsep () 関数は、strtok () 関数が空のフィールドを 扱えないために、その代替品として導入された。 しかしながら、strtok () 関数は C89/C99 に準拠しており、より移植性がある。
バグ
この関数は strtok () と同じ問題を抱えている。 特に、この関数は元の文字列を書き換えてしまう。使わないこと。
準拠
4.4BSD