Linux 新規グループの作成 - groupadd
Linuxに新規グループを作成するには、コマンド「 groupadd 」を使用します。
「 groupadd 」コマンドは、オプションが「 -g 」と「 -o 」の2つしかありません。
「 -g 」は、GIDを指定してグループを作成する場合に使用。 「 -o 」は、GIDの重複を許可する場合に使用。
useradd の場合は、「 -o 」オプションが有用な場合があるけれど、groupadd の場合はどんな場面で使うのか。。 ( Linux 新規ユーザの作成 - useraddの一番下のメモ参照 )
groupadd コマンドによって変更されるファイルは、「 /etc/group 」、「 /etc/gshadow 」の2ファイルとなります。 また、新規グループの作成は「 root 」で行います。
Last Update : 2007年06月19日
Linux 新規グループの作成 - groupadd 項目
1. 「 groupadd 」コマンドでグループを作成する。
groupadd コマンドでグループを作成するには以下のようにします。
書式
groupadd グループ名
例)hogegroupを作成する場合。
[root@localhost ~]# groupadd hogegroup [root@localhost ~]# tail -1 /etc/group hogegroup:x:515: ↑ /etc/group ファイルに、hogegroup の行が追加された。
2. 「 groupadd 」コマンドでGIDを指定してグループを作成する。
groupadd コマンドで、GIDを指定してグループを作成するには以下のようにします。
書式
groupadd -g GID グループ名
GIDとは、システムが内部で使用するグループの識別子のことをいいます。 基本的にはユニークな値を指定します。
GIDは、/etc/group ファイルから確認する事ができます。 /etc/group ファイルの中身の詳細は、Linux グループ一覧の確認と/etc/group ファイルに。
例)hogegrup を、GID 520 と指定して作成する場合。
[root@localhost ~]# groupadd -g 520 hogegroup [root@localhost ~]# tail -1 /etc/group hogegroup:x:520: ↑ GID が520として hogegroup が追加されている。
memo
重複したGIDを指定すると警告がでます。
[root@localhost ~]# tail -1 /etc/group hogegroup:x:520: [root@localhost ~]# groupadd -g 520 hogegroup2 groupadd: ユーザID 520 が重複しています
なんで「 ユーザIDが 」と警告がでるんだろね?
また、「 -o 」オプションを指定すれば、GIDが重複していても警告されない。 できても何も得しないと思いますが。
[root@localhost ~]# groupadd -g 520 -o hogegroup2 [root@localhost ~]# tail -2 /etc/group hogegroup:x:520: hogegroup2:x:520:
3. 「 groupadd 」のオプションと関連するファイル。
groupaddコマンドによって変更されるファイルは、「 /etc/group 」と、「 /etc/gshadow 」の2ファイルとなります。
groupaddコマンドを使用せず、これらのファイルを直接変更する方法でもシステムにグループとして認識させる事ができます。