yum|yum の設定
yum コマンドの動作については、/etc/yum.conf で設定します。ここでは、yum.conf について説明します。
Last Update : 2014年11月13日
yum|yum の設定 項目
1. /etc/yum.conf について
/etc/yum.conf は、yum コマンド、yum コマンドの関連ユーティリティの動作を決めるための設定ファイルです。
[main]というセクション("["と"]"で区切られた項目をセクションと呼ぶ)が必須となります。リポジトリについてもyum.confに、[repository] セクションを記述することで設定できますが、/etc/yum.repos.d/ 配下に、リポジトリ名.repo の名前でそれぞれのリポジトリを定義することが推奨されています。
/etc/yum.conf の例
[main] cachedir=/var/cache/yum/$basearch/$releasever keepcache=0 debuglevel=2 logfile=/var/log/yum.log exactarch=1 obsoletes=1 gpgcheck=1 plugins=1 installonly_limit=5 bugtracker_url=http://bugs.centos.org/set_project.php?proje… distroverpkg=centos-release # This is the default, if you make this bigger yum won't see if the metadata # is newer on the remote and so you'll "gain" the bandwidth of not having to # download the new metadata and "pay" for it by yum not having correct # information. # It is esp. important, to have correct metadata, for distributions like # Fedora which don't keep old packages around. If you don't like this checking # interupting your command line usage, it's much better to have something # manually check the metadata once an hour (yum-updatesd will do this). # metadata_expire=90m # PUT YOUR REPOS HERE OR IN separate files named file.repo # in /etc/yum.repos.d
yum.conf は、セクションの下に、以下の様にオプションを追加していく形で記述していきます。
オプション項目名=値
/etc/yum.conf ファイルには、必ず1 つの[main] セクションがあり、この[main]セクションの下にいろいろなオプションを設定していきます。
2. [main]セクション内のオプションについて
[main]セクション内で使用されるオプションについて。man yum.conf でたくさん出てくるけど、絶対に変更が必要だと思うようなオプションはあまりない気もします。
ここでは利用しそうなものだけ紹介します。
オプション | 説明 |
---|---|
assumeyes | 重要な動作の確認をするかどうか。yum コマンドの「-y」オプションに相当。0 が初期値。assumeyes=1 を指定すると確認プロンプトが出力されません。 |
proxy | yumの通信にプロキシの経由が必要な場合に設定。proxy=http://xxx.xxx.xxx.xxx:80 のように設定する。 認証が必要な場合は、「proxy_username」、「proxy_password」オプションを使う。 |
reposdir | .repo ファイル(リポジトリを定義するファイル)があるディレクトリへの絶対パスを指定します。reposdir が設定されていない場合は、/etc/yum.repos.d/ が指定されたことになります。 例)reposdir=/foo/bar/repos/ |
retries | yum がファイルの取得を試行する回数を指定します。0 以上の整数の値を指定します。0 を指定すると限度なくファイル取得を試みます。 |