プロセスを停止する(kill、killall、Ctrl+z)
プロセスを停止させる手順について説明します。
プロセスを停止させるには、killコマンド、killallコマンド、Ctrl+zを使います。
Last Update : 2014年02月25日
プロセスを停止する(kill、killall、Ctrl+Z)項目
1. kill、killall コマンドでプロセスを停止する
kill、killall コマンドを使ってプロセスを停止することができます。対象のプロセスにSTOP、または、SIGSTOPシグナルを送ることでプロセスが停止します。
例)kill、killall でプロセス停止
ターミナルA
# date 2014年 2月 25日 火曜日 08:28:08 JST ← コマンド開始時間 # sleep 60 ← 60秒待機するコマンド実行
ターミナルB
# ps -ef | grep sleep root 28898 28799 0 08:28 pts/0 00:00:00 sleep 60 ← sleepコマンドのPID = 28898を確認 プロセスを停止する # kill -STOP 28898
memo
killall コマンドを使う場合は以下のようにする
# killall -SIGSTOP sleep
killコマンド、killallコマンドに指定するシグナル部分は、「-STOP 」でも「-SIGSTOP 」でも「-19 」でもOK。
ターミナルA
# sleep 60
[1]+ 停止 sleep 60 ← 「停止」という表示が出力されプロセスが停止する
ターミナルB
# date 2014年 2月 25日 火曜日 08:31:40 JST ← 1分以上たっている事を確認 # ps -ef | grep sleep root 28898 28799 0 08:28 pts/0 00:00:00 sleep 60 ← 同じPIDでプロセスがまだ存在する
2. Ctrl+z でプロセスを停止する
現在のターミナルで実行中のプロセスは、「Ctrl+z」で停止することもできます。
例)「Ctrl+z」でプロセス停止
# sleep 60 ← 60秒待機するコマンド実行
この状態で、「Ctrl+z」を押す
# sleep 60 ^Z ← 「Ctrl+z」を押した [1]+ 停止 sleep 60 ← プロセスが停止した